北海道 帯広市 十勝インターナショナル協会 TOKACHI International Association

JICA受託事業

JICA

十勝インターナショナル協会では下記事業をJICAからの受託業務として実施しています。

書資料室管理・運営業務

JICA図書資料室には、JICA事業や国際協力に関する図書などがあります。どうぞ、お気軽にお立ち寄り下さい。

開室時間は火曜日から金曜日までの午後1時から午後6時30分までとなっております。また、月曜日、土曜日、日曜日、祝日、年末年始はお休みです。

資料の貸出につきましては、図書は1回5冊までで期間は2週間です。視聴覚教材は1回5本までで、期間は1週間です。(初めて、貸出サービスを受ける際には、登録申込書の記載と運転免許証など顔写真のあるご本人確認資料が必要となります。)

報業務

広報業務画像

道東地区(十勝、釧路、根室、オホーツク地域)の国際協力・開発教育・国際理解教育・国際交流の促進を図る目的のもと、同地区において国際協力・開発教育・国際理解教育・国際交流に関心をお持ちの方々に対して情報を発信しています。

 

年研修事業

20歳から35歳までの青年層を対象とした、18日間の研修です。

本の経験や技術を理解する基礎的な研修で、未来の国づくりを担う若手人材の、課題解決に向けた知識や意識を向上させることを目的としています。

アグリビジネス/アグリツーリズムコース

 

実施期間 令和3年2月1日~2月5日
実施対象国 マレーシア、中央アジア・コーカサス諸国
対象人数 37名(面談対象者はマレーシア2名、カザフスタン2名の計4名)

当協会では、多くのみなさまのご協力をいただきながら、平成28年度より「アグリビジネス/アグリツーリズムコース」を実施してきました。

今年度は過去の研修員を対象とした帰国後の活動を調査する取り組みを行いました。

アンケート調査に続いて実施した面談では、4名の研修員とオンライン会議システムツールを通して対話し、当地で学んだ項目を活かし、各国での活動に結び付けていることを確認することができました。

研修に参加したことで、たくさんの学びが得られたことや、講師のみなさまとの思い出、滞在中の経験などが、今も研修員の心に強く残っていることも知ることができたよい機会となりました。

アフさん(マレーシア/平成29年度参加)

「所属する南ケランタン開発委員会として、アグリツーリズムを導入したいという計画を来日時に作成しました。高原でのコーヒー栽培や州立公園におけるエコツーリズムの振興、オフロードカー体験やキャンプのできる施設整備を進めています。」

ロウさん(マレーシア/平成29年度参加)

「固有種であるマンゴーハルマニス農園を観光農園化したいという計画を来日時に作成しました。
帰国後は農園に来場者用施設やトロッコなどを整備し、国内のファミリー層を中心に受け入れを始めました。近隣のリゾート施設もこのアイディアに触発され、イルミネーションを導入するなどし、波及効果があったこともうれしかったです。」

ジャンナさん(カザフスタン/平成30年度参加)

「アグリビジネスやアグリツーリズムに関する学びを帰国した後に、雑誌「農業分野」に寄稿しました。カザフスタンやロシアの一部で2,000部程出版され、たくさんの反響がありました。アグリツーリズムは今後のカザフスタンの農業発展に必要であるため、農業従事者への教育プログラムに追加できるよう取り組んでいます。」

ダニヤルさん(カザフスタン/平成30年度参加)

「帰国後は当時所属していた小作農園にて果樹や宿泊施設などを導入しました。現在は国家公務員として働き、農業を含む中小企業への融資を行っています。研修で学んだことは、現職でも有効で、中小企業へのコンサルテーションにおいて役立てています。」

 

マレーシア/地域における観光振興

 

研修期間 令和3年1月27日~1月28日
研修対象国 マレーシア
対象人数 15名(オブザーバー参加の8名を含む)

《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》

マレーシアは、東南アジアに位置し、マレー半島南部とボルネオ島北部から成る国です。

観光分野の発展がめざましく、海や山、豊かな動植物といった自然資源に加え、歴史や多民族文化などの多様なコンテンツに恵まれています。令和2年は“Visit Malaysia”キャンペーンとして、マレーシア観光を国内外へ一層アピールしようとしていたところですが、新型コロナウイルス感染症拡大によって大きな影響を受けています。

本研修では、地域に根差した観光振興を行うための互いの取り組みのほか、新型コロナウイルス感染症により影響を受けている観光分野において、今まさに、どのような工夫をもってこの危機を乗り越えようとしているのか、真剣な議論が交わされました。

今回は遠隔研修を行いましたが、来日できるようになった際には、ひがし北海道における誘客の取り組みを実際に目で見て学ぶほか、当地の観光コンテンツを存分に体感してもらえるプログラムにしたいと思います。

 

題別研修事業

課題別研修は、日本側から開発途上国に提案し、要請を得て実施するもので、数多くの日本国内の関係団体と連携して実施されています。

全国で年間500件を超える案件が広い分野で実施され、他の援助国や国際機関にはあまり類例のない日本のODAの特徴を形作っています。

バリューチェーン構築による地域アグリビジネス振興(アジア地域)~高付加価値な地場食品供給に向けて~

 

実施期間 令和3年3月1日~3月5日
実施対象国 バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、パキスタン、フィリピン、ベトナム
対象人数 26人

農産物のバリューチェーンを構築し、競争力の高い食品供給を企画・ 推進・調整できる人材を育成することを目的に、平成29年度~令和元年度に本研修を実施してきました。

今年度は帰国研修員26名にアンケートを実施し、うち3名にインタビューを行い、帰国後の活動状況、成果、課題などを調査しました。

平成30年度の研修員グディさん(フィリピン)は、日本での学びを参考にして米加工施設を建設し、それにより収穫後のロスが軽減して農家の収入が30%も増えたと報告してくれました。

予算不足や新型コロナウイルス感染症拡大の影響などの課題を抱えながらも、帰国研修員が自国の農業の発展のために努力している様子を本研修で確かめることができました。

 

地域資源に基づいた乳肉生産のための牛の飼養管理

 

  • 地域資源に基づいた乳肉生産のための牛の飼養管理:牛写真(上)
  • 地域資源に基づいた乳肉生産のための牛の飼養管理:牛写真(下)
研修期間 令和3年2月9日~2月23日
研修対象国 マダガスカル、パプアニューギニア、スリランカ
対象人数 4名
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》

多くの開発途上国では、乳牛・肉牛などが飼育されていますが、飼料供給量や良質な飼料の不足、不適切な飼養管理、疾病の発生、品種改良の遅れなどにより、生産される乳肉の量・質は低く留まっています。

本研修は地域資源を利活用した飼料資源の確保や乳生産の量・質の向上によって、酪農・畜産業で生計を立てている農家の収入増加を図り、貧困削減に貢献することを目的としています。

令和3年5月には各研修員が作成したアクションプランの中間実践報告や補講が予定されています。活動の中で本研修の学びがどのように活用されているのか、報告が期待されます。

※写真(上):遠隔での実施に伴い、感染症対策を講じながら映像教材を作成しました

※写真(下):映像教材視聴後、ライブにて質疑応答を実施しました

 

バリューチェーン構築による地域アグリビジネス振興(アジア地域)~高付加価値な地場食品供給に向けて~

 

研修期間 令和3年2月8日~2月19日
研修対象国 バングラデシュ、マレーシア、ミャンマー、タジキスタン、タイ、東ティモール、ベトナム、モンゴル
対象人数 8名
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》

開発途上国の農家の多くは、農産物を一所懸命に作っても、高く買い取ってもらうことができずになかなか貧困から抜け出せないでいます。その解決策として、JICAは、農業に関連する人たちがみんなで手を取り合って価値の高いものを作ることができるようなシステム作り、バリューチェーンの構築を後押ししています。

本研修では、農業王国・十勝の事例を中心に、市場ニーズに基づいた農産物生産、地元農産物の加工や流通合理化を通じた高付加価値化、安全・安心な食品開発、ブランド化・販売戦略などについて学びました。

研修員は、自国の農業の発展ひいては農村部の所得や生活の向上のため、バリューチェーン構築への意気込みを新たにしました。

 

小学校理科教育の質的向上~「教えと学び」の現場教育~

 

  • 小学校理科教育の質的向上~「教えと学び」の現場教育~:理科写真(上)
  • 小学校理科教育の質的向上~「教えと学び」の現場教育~:理科写真(下)
研修期間 令和2年10月26日~12月11日
研修対象国 エジプト、モルディブ、ザンビア
対象人数 4名

教員や学校の指導者などを対象に、実験や観察を通した問題解決型の授業を行う人材の育成を目的として実施してきた本研修ですが、今年度は過去に参加した帰国研修員を対象に補完研修(活動調査)を行いました。

研修員が自国で作成した授業案と模擬授業のビデオについて、オンライン会議システムツールを使用しながら、研修員間及び北海道教育大学釧路校の講師と意見交換しました。活発な意見交換から得たアドバイスを参考にしながら研修員それぞれが授業案の改善に取り組みました。

本研修を通して、研修員が日本で得た学びを活かした授業づくりを実践・普及していることが確認でき、世界の子どもたちのより良い学びのために、これからも研修員が活躍してくれることを期待します。

※写真(上):アビィさん(ザンビア、平成30年度)は、実物の実験素材をワークシートに貼りつけて、児童の関心を高めるように工夫しています

※写真(下):シファさん(モルディブ、令和元年度)が行った「水に溶けるもの」の授業では、ビーカーの代わりに簡単に入手できるコップを使用して、実験を行いました

 

別研修事業

国別研修は,開発途上国側の個別具体的な要請に基づき,専門分野の研修を「オーダーメイド」で計画・策定し,実施します。

キルギス/産官学連携による民間獣医サービス強化

 

研修期間 令和3年2月8日~2月10日
研修対象国 キルギス共和国
対象人数 8名
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》

キルギス共和国(以下キルギス)では、集団農場体制の下に整備されていた家畜防疫体制はソ連崩壊と共に消滅し、家畜疾病の蔓延が畜産振興や近隣諸国への畜産物輸出の大きな障害となっています。

また、政府予算や人員不足から公的な獣医衛生サービスが不充分であることから民間獣医師の活用が検討され始め、民間と連携した獣医衛生サービスが推進されています。

このような背景から、獣医サービスに携わるキルギスの研修員を対象として家畜防疫や獣医師の資質向上をテーマに十勝を事例にした3日間の研修を実施しました。

講師からのお話しに研修員は自国の状況や体制と対比させ、その違いに大きな関心をよせながらこれからの獣医サービス強化に向けて研鑽に励んでいました。

 

南アジア向け市場志向型農業振興

 

  • 南アジア向け市場志向型農業振興:SHEP写真(上)
  • 南アジア向け市場志向型農業振興:SHEP写真(下)
研修期間 第1週 令和2年10月12日~10月16日
第2週 令和2年11月2日~11月6日
※研修員が現地で活動するために2週間のインターバルを設けました
研修対象国 ネパール、パキスタン、タジキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ブータン
対象人数 27名
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》

対象国では習慣的な生産活動が多く、同じ作物が同時期に市場に溢れてしまい、安価に取引され、生活にも影響が及んでいるケースが少なくありません。

本研修は平成18年に開始されたケニア農業省とJICAの技術協力プロジェクトにおいて開発された小規模園芸農家支援のアプローチであり、野菜や果物を生産する農家に対し、「作って売る」から「売るために作る」への意識変革を起こし、営農や栽培スキルの向上によって所得の向上を目指すことを目的とし、南アジア向けに実施されました。

「生産者を中心に、必要な情報がきちんと行き渡るように各々の立場を活かして自国の農業振興に貢献したい」と、決意を示してくれた研修員の今後の活動が期待されます。

※写真(上):遠隔での実施に伴い、感染症対策を視察に代わる映像教材を事前に作成しました

※写真(下):オンライン会議システムツールを通して質疑応答やディスカッションを行いました

 

の根技術協力

日本のNGO、大学、地方自治体及び公益法人等の団体による開発途上国の地域住民を対象とした協力活動を、JICAが支援し、共同で実施することを目的とした事業です。

開発途上国の人々の生活改善・生計向上に直接役に立つこと、人を介した技術協力であること、そして日本の団体が行い、日本の市民が国際協力に対する理解と参加を促す機会になることを重要視しています。